オルソケラトロジーとは

オルソケラトロジーのイメージ写真

※当院でのオルソケラトロジー取り扱いは準備中です。

特殊なコンタクトレンズ(オルソケラトロジーレンズ)を寝るときに装着するだけで、翌朝には視力が矯正され、日中の間は裸眼で過ごせるようになる近視矯正法です。
レンズは特殊な形状のもので、近視あるいは近視性乱視の方が、目にのせるような感じで装用し、そのまま就寝(睡眠時間は6時間以上必要)すれば、角膜の形状が変化し、矯正の補正レンズがなくても日中は不自由なく過ごせるようになるというものです。

これは、軽度から中等程度の近視の方、また角膜が軟らかい若い方に特に有効とされる視力補正方法で、手術を受けなくても、非常に安全で画期的な近視矯正法として注目されています。
日本では2009年から厚生労働省の承認を受けています。
なお、オルソケラトロジーによる治療を希望される方は、その適応検査を受ける必要があります。

このような方にオルソケラトロジーをお勧めします

  • 屈折矯正手術(レーシックなど)に不安のある方
  • 可能な限り裸眼で過ごしたいという方
  • スポーツをする方 など

1ヵ月の装用で裸眼視力1.0以上が7割超

オルソケラトロジーレンズを繰り返し装用し、同レンズを外した後も矯正効果を保てる時間が延びていくことで、日中は裸眼で過ごせるようになってきます。
なお、装用を開始して1週間後には半数以上の方が、また1ヵ月後では7割以上の方が、裸眼視力1.0以上に矯正されると言われています。
個人差はありますが、通常1週間ぐらいで効果が実感できます。

また、レンズの装用を中止したい場合は、通常1ヵ月程度で角膜の形状は元に戻るので、その際に他の矯正方法に変更することも可能です。
そのため装用後に「合わない」と感じたら、いつでも中断することができます。